今回は、新カテゴリー「Technique」でお話していきます。「Technique」カテゴリーでは、実現へ向けてのコツについてまとめていきますね。
自分の気持ちだけにとらわれず、副音声に耳を傾ける
仕事や趣味など、すでに
私は、そうならないように比較的普段から気をつけているつもりですが、先日私もまだまだだなあと感じる出来事がありました。今回は反省の意味もこめて、正直にお話しておこうと思います。
北海道立近代美術館「特別展・砂澤ビッキ展」にて
先日、北海道立近代美術館で「特別展・砂澤ビッキ展」を観てきました。
砂澤ビッキ氏は、北海道・阿寒湖のお土産屋で最初に木彫りのハンドメイドアクセサリーを販売した人とも言われていますが、木彫りにとどまらず絵描きとしても多彩な、アイヌ系の血をひくアーティストです。
一般客の会話による副音声
たまたま最終日の午後に時間が取れてドタバタしながら観に行ったのですが、そこでハッとさせられました。
私は、基本的に一人でじっくり展示を観たい方なのですが、その日は私が見ている後ろをずっと2人組の女性がにぎやかに作品を見ていました。
この2人組はどちらかというと、アートが好きというよりは「近くでイベントをやっているから来てみた」という感じで、2人とも私と同世代の30~40代ぐらいです。正直なところ、最初は作品に触ろうとするし、会話の声も大きいしで「ひやかしのお客さんかな?もう少し静かに見て欲しいなぁ...」という感じでした。
でもしばらく2人を見ていると、純粋に楽しそうな感想になり、聞こえてくる内容も興味深くなってきました。
自分の考えとは違う感想を聞く、面白さ
砂澤ビッキ氏といえば…という作品は、どちらかというと虫や甲殻類をモチーフにした子どもでもアート鑑賞を楽しみやすい木彫りも多く、本来なら触って楽しんでほしいという考えのアーティストでもあったので、あのお客さんたちの反応には納得できます。
私も、お絵かきや工作が大好きな息子と一緒に鑑賞したら、息子はどういう反応をするだろう?と考えながら観る時間も多かった展示でした。
ただ今回は、会話自体は息子が話しそうな内容だけれど(笑)、後ろの二人はいい大人な年齢層でワイワイ…。近くに厳しい方がいれば注意されても仕方がない状況の中で、私も余裕が無ければ心を閉ざしてしまったかもしれません。
でも、この内容を大人が話していたからこそ、私はハッとしたのです。
様々な視野から物事を感じること
アートに限らず料理やスポーツなど他のジャンルでも言えますが、自分の世界を深掘りしていくうちに、他の価値観を受け入れにくくなっていく気がします。
受け入れられるとしても、自分よりも専門的な経験や知識、しかも自分が共感できるもののみ…。もちろんそれは、自分の世界を深めようとすると当然の流れだと思います。
もしかしたら、その話をバカにせずに拒否せずに受け入れてみたら、もっと楽しい世界が広がるかもしれない…。そんなことを痛感する瞬間だったのです。
普段から、自分とは違う価値観を手に入れる習慣を
自分がいかに専門性を持っていても、他の人が考えている内容について全て知っているわけではありません。
その相手がたとえ子どもであっても、素人の大人であっても。
専門性を持っていく中で、ある程度はすでに別の価値観や反対意見にも触れてはいると思います。でもそこは無限に存在しています。
ただ、全てに納得して共感せよと言っているわけではありません。
ただ、
また、この経験値をどれだけ活かせるかで、独りよがりを避けられるのではないでしょうか。もしかしたら、そこから新しい視野が広がるかもしれないし、人脈が広がるかもしれません。広がらないかもしれないけれど、少なくとも狭くはなりません。
実は素敵なチャンスにつながるかもしれない…そんな風に感じた時間でした。みなさんも余裕がある時は、ぜひお試しあれ♪
にほんブログ村へ登録して、ランキングに参加しています。下のバナーからランキングへ移動できます。 素敵なブログと出逢えますように♪